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イオン交換膜電解槽ホース
電解部：電解ホース
ａ．陽極液システム
超純ブラインタンクからの超純ブラインは、各電解槽マニホールドに供給され、各陽極室に分配され、そこで塩素イオンとナトリウムイオンに分解されます。各電解槽回路への供給塩水パイプラインを備えた流量コントローラーは、超精製塩水の流量を監視します。
減塩水と湿った塩素ガスの二相流が各陽極室からオーバーフローして、各電解槽を備えた収集マニホールドに流れ込み、そこで減塩水と塩素ガスが分離されます。
マニホールドからの劣化ブラインは重力により分岐管、メインヘッダーを通って陽極液タンクに流れ込み、塩素ガスはB/L（塩素ガス処理部）に送られます。
陽極液タンクからの消耗した塩水は、レベルコントローラーによって脱塩素セクションにポンプで送られます。陽極液タンク内の劣化した塩水の一部は、新鮮な超精製塩水と混合することによって電解槽にリサイクルされます。
脱塩水供給ラインは、停止中の塩の結晶化を防ぐための陽極液の希釈と、起動中の膜要件を満たすための陽極液の濃度調整のために提供されます。
b.陰極液システム
リサイクル苛性アルカリは、陰極液熱交換器を介して各電解槽マニホールドに供給され、その後各陰極室に分配され、そこで陰極反応により水を水素と水酸化物イオンに分解します。各電解槽回路に取り付けられた流量コントローラーは、リサイクル苛性アルカリの流量を制御します。
苛性溶液と水素ガスの二相流が各陰極室からオーバーフローして、各電解槽を備えた収集マニホールドに流れ込み、そこで苛性溶液と水素が分離されます。
マニホールドからの苛性溶液は重力により分岐管、メインヘッダーを通って陰極液タンクに流れ、水素ガスは分岐管、ヘッダー管を通って水素ガス処理部に送られます。リサイクル苛性アルカリ タンクを出ると、苛性溶液は 2 つの流れに分離されます。B/L への生成物流と電解槽へのリサイクル苛性ストリームです。
苛性ソーダ熱交換器は、リサイクルされた苛性ソーダを加熱または冷却して、電解槽の動作温度を 85 ～ 90 ℃に維持します。起動中、苛性ソーダ熱交換器を使用して電解槽内の電解液を温め、過剰な電圧を発生させることなく全電流負荷の達成を加速します。
電解槽の苛性強度は苛性濃度インジケーターによって監視され、リサイクルされた苛性ストリームへの脱塩水の供給量を制御することにより、通常は最適な膜性能濃度である約 32 wt% に維持されます。
電解槽の異常を検知するため、電解槽電圧・温度監視システムを設置しています。
c.ガスシステム
水素ガスの圧力は約1.5MPaに制御されています。塩素ガスの圧力よりも高い 400 mm H2O。